予知するアンテナ

紫陽花の時期だ | 地震予知・予測なら「予知するアンテナ」関東版

予知するアンテナ

紫陽花の時期だ

 梅雨の時期に入っているが、東京はそれほどの雨も降らず乾梅雨の様子だが、西日本では激しい雨が襲来している。このような極端気象も地球温暖化の影響なのだろうか。


 私が毎日通勤に使っている“京王線”の沿線には紫陽花が咲き乱れていることは、わたしの以前のメルマガでも書いている。もともと沿線の植樹は線路わきの環境保全の一環で行われており、アジサイ、山茶花、つつじなどが植えられている。京王線沿線には26,000株強の、色々な種類の紫陽花が咲き誇っている。私の大好きな花の一つで、車窓の景色が楽しい。


 紫陽花は日本原産のようだが、「あづさあい(集真藍)」と呼ばれていた。「あづ」とは集まるという意味、さあいは#45「徳島はいけるで」でも紹介した藍色を意味し、このあずさあいがなまってアジサイになったというのが通説のようだ。従って、紫陽花は青色(藍色)の花が集まった様子から来ているのであろう。唐代の中国詩人白楽天が「紫陽花」と名付けて、現在の使用となっているようだが、どうも白楽天は別の花(ライラック)と間違えていたとのことだが。


 紫陽花は昔は日本ではそれほど好かれた花ではなかった様だ。その最大の理由は何と言っても、白から赤、青など次第に色を変える点で「七変化」の別名から推測されるように、心変わりなどを連想させるため嫌われた。万葉集の中でも、大伴家持によるこの心変わりを題材にした詩がある。


 紫陽花のイメージが良い方向に変わったのは、その理由はわからないが、どうも戦後のようだ。アジサイは土壌の酸性度により花の色が変わり、一般に「酸性なら青、アルカリ性ならば赤」になると言われているが、もともと花色は開花から日を経るにつれ徐々に変化するようだ。すなわち、紫陽花の色が変わるのは細胞に老廃物がたまる、いわゆる老化が原因だという。他の植物も同様の現象を示すが、紫陽花ほどではないという事だ。何より花の寿命が長いため、色の変化をたっぷり楽しむことが出来るわけだ。もうしばらくの間、京王線、井の頭線で紫陽花を楽しもう。

<予知するアンテナから>
長雨はイヤですが、空梅雨も困ります。暑い夏が来る前にひと湿り欲しいところですね。