地震の発生により起こる可能性のある災害│地震予知・予測~「予知するアンテナ」

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■地震の発生により起こる可能性のある災害

2017年07月10日 : 防災情報

地震の発生により起こる可能性のある災害

地震が起こったことでいろいろな災害が発生する危険性があります。さらに、直接地震が関係していなくても、地震で弱くなった地盤が原因で発生するような二次災害も予想されます。
このような二次災害の可能性をあらかじめ把握しておくことで、さらなる被害を防ぐことができます。
この記事では、地震発生により起こるさまざまな災害について詳しく説明していきます。

火災

地震が起こったことで火災が発生する場合が多くあります。地震で火災が発生する原因として、例えば以下のものが挙げられます。

・料理をしているときの火が原因の出火
・切れた電線からの出火
・ガソリンなどに引火
・放火 など

関東大震災のときには、昼頃に地震が発生したことから、昼食の支度をしているときの火が原因となり大規模な火災が発生しました。津波が発生した場合には、電線が切れることもあれば、ガソリンスタンドの被害や灯油を運んでいる車の横転などで、火がついてしまうこともあります。

このような火災による災害を防ぐためには、地震発生時はすぐ火を消すこと、火災が発生する可能性がある建物には近づかないことが大切です。特に冬場はストーブの火をすぐに消すことも重要なので、忘れないようにしましょう。

地割れ

地震は大地が揺れるばかりでなく、地割れが発生する危険性もあります。地割れが発生する原因としては、長雨などによって地盤が緩んでいる場合や、道路の劣化などでコンクリートにひびが入りやすくなっていることなどが挙げられます。強い地震の場合には、強く断層のずれが発生していることで、地盤の緩みや劣化がなくても地割れが起こることがあります。地震によるひずみが地表・地層に大きなストレスをかけ、その負荷に耐えきれず地面に亀裂が入ります。断続的に複数回地震が発生することで、より地割れを起こしやすくなるといえます。

液状化現象

地震が発生してから起こる災害の中に、液状化現象があります。実際に東日本大震災のときにも発生しています。
液状化現象は震源地の周辺だけではなく、ある程度距離が離れている都市部・東京湾周辺でも発生しました。液状化現象とは、地面が陥没して地下水が噴出したことで地面が水浸しになることを指します。液状化現象は、発生しやすい場所と発生しにくい場所があります。

東京湾周辺で発生した原因は、埋め立て地が多いからです。埋立地は本来海だったところを、平地にするために土砂を積んで地面にした場所です。そのため、地盤が緩い砂になっていることが多くで、海面からそれほど高い位置にあるわけでもありません。また埋立地だけではなく、地下水位が低い場所でも発生しやすくなっています。液状化が発生すると、道路が陥没して泥水が流れるだけではなく、ライフラインがストップしてしまうこともあります。
首都直下型地震が起こった際の被害想定の観点から、液状化対策もすすめていかなければならない課題となっています。

津波

東日本大震災が発生したとき地震よりも巨大津波による被害が甚大だとされています。犠牲者(死者・行方不明者)も数多くでました。
震源地が海底だった場合には、揺れの衝撃で普段よりも大きな波が発生することがあります。海底が深い場所ほど速度が速くて波が小さくなり、海底が浅い場所ほど速度が遅くて波が大きくなるのが一般的です。
国としても津波対策を改めて見直し、津波避難施設などの充実を目指しています。

津波被害に関する情報や発生するメカニズムなどは、こちらの記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

リンク:地震による津波のメカニズムと発生したときの対処法

余震

大きな地震が発生する前や、発生した直後などには頻回に余震が発生するケースが多いといえます。本震のときに抜け切れていないエネルギーが原因で発生するとされており、本震よりも若干震度やマグニチュードが小さくなることが多くなります。

余震についての情報やメカニズムは、こちらの記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

リンク:余震はなぜ起こる?注意したいポイントとは

その他…二次災害として起こるもの

地震は、地面が揺れたことで発生する直接的な災害だけではなく、二次災害も恐ろしいといえます。大切なことは、どのような災害が発生するのかを知っておき事前に回避するための準備や予備知識を身に付けておくことです。
どのような二次災害が発生する危険性があるのか見ていきます。

電話が繋がりにくくなる

大きな地震が発生すると、離れている家族や親戚などに安否を問う電話をする人が急増します。場合によっては通信基地が被害を受けてしまうこともあり、電話が繋がりにくくなります。
一刻も早く電話で家族や親せきの安否を確認したい気持ちはわかりますが、少しおちついてから連絡を取るようにしましょう。電話だけではなく、インターネット回線でも同じ現象が発生しますが、メールなどは比較的はスムーズに送受信できるケースがあり、東日本震災でもインターネットは安否確認に大きな貢献をしています。

道路が通れなくなる可能性がある

大地震の影響で、道路が通れなくなるという二次災害が発生することがあります。
その原因はさまざまで、地震によって地割れが発生してしまい通行止めになるケースや、津波によって道路が流されてしまうことなどがあります。切れた電線や倒壊した家屋など建築物の瓦礫やあふれたごみなどが道路をふさぎ、通れなくなるケースもあります。山間部などでは土砂崩れによって道がふさがれてしまうこともあれば、道路が没落して寸断されてしまう場合も考えられます。地震が発生してしばらくしてから道が通れなくなることもあるので、情報収集は念入りに行いましょう。

交通機関のマヒ

都市部で特に深刻な問題となっているのが、地震などの災害発生時に起こる交通機関のマヒです。首都圏にはたくさんの鉄道が走っており、他にもバスや飛行機などがあります。最も重要な交通機関であり、多くの人が利用する鉄道が1番被害を受けやすいといえます。被害が出た場合、バスや飛行機は比較的復旧までの時間が短いものの、鉄道は復興まで時間かかかるケースが多いです。帰宅困難者・被災者の移動がとても難しくなることが予想されています。

また、山間部などでは土砂崩れや線路のずれ、脱線などによって交通機関がマヒしてしまうことがあります。

ライフラインの停止

生活をしていく上で重要な電気や水道、ガスなどが使えなくなってしまうことがあります。
ガスだけであればまだ何とかなるのですが、電気は暗くなった場合の明かり、暑いときや寒いときのエアコンなど必要性が高いです。近年はオール電化の家も多いので、電気がないと何もできなくなってしまうこともあります。
このようなときに活躍するのが太陽光発電とされています。東日本大震災の後で、太陽光発電を導入する事業所や一般家庭が増えてきました。
また、水道は必須なライフラインです。水道がなければ生きるための水分摂取も食事を摂ることもできません。トイレの水を流すことや風呂に入ることもできなくなります。
電気や水道が復旧するまでは、避難所などでの生活を余儀なくされてしまいます。電気は比較的復旧しやすいとされていますが、水やガスなどは復旧するまでに時間がかかることもあります。また、ライフラインが使えなくなったときは、夜間の出歩きは危険なので止めましょう。

まとめ

地震の被害は防ぎようもありませんが、注意することで被害を最小限に食い止めることは可能になってきます。
避難するときにヘルメットをかぶるだけでも、頭に何か落下物がぶつかった場合、ケガを防ぐことができますし、隣近所の人と協力することで、より安全に避難することができます。防災訓練などにも積極的に参加するなど、ちょっとした気遣いや行動が被害拡大やケガの防止に繋がるのです。
また、国立電気通信大学 早川正士名誉教授の研究を元に、1週間前に地震が「いつ・どこで・どれくらい」起こる可能性があるかを配信する「予知するアンテナ」のようなサイトも存在しているので、このようなサイトを利用することもおすすめです。今後のためにも防災意識を高めていきましょう。