緊急地震速報に関する防災意識・行動調査│地震予知・予測~「予知するアンテナ」

調査結果 地震防災意識・行動に関する調査 | 地震予知・予測なら「予知するアンテナ」関東版

予知するアンテナ

■調査結果 地震防災意識・行動に関する調査

2017年04月25日 : 防災情報

緊急地震速報を見聞きしたら避難行動を!
70%の人が情報収集を優先して避難行動を取れていなかった

緊急地震速報が一般利用者向けに導入されてから今年で10年。強い揺れの震度を予測し、可能な限り素早くテレビ、ラジオ、携帯電話などを通じて私たちに知らせてくれる心強いシステムです。一方で速報から強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒と短く、ただあわてるだけで何もできないという声も聞きます。そこで、20〜59歳の男女400人に緊急地震速報について調査しました。

約7割の人が緊急地震速報について仕組みや内容を知らなかった!

まず、緊急地震速報について知っているか聞いたところ、約7割の人が知らない、または仕組みや内容が分からないと答えています。地震が多い日本においては生活に密着したシステムでありながら、仕組みを知らない人が大多数で、緊急地震速報に対する理解度は低いことが分かりました。

緊急地震速報は、地震が発生する際の2つの地震波(P波、S波)の性質を利用しています。P波(Primary=初動)は、より強い揺れをもたらすS波(Second=2番目、主動)より早く伝わる性質があるため、P派を地震計で検知した段階でS波の揺れの強さを自動計算し、緊急地震速報を発表することができます。

どこで地震が起きた? まず地震の内容が気になる人が6割超

2011年の東日本大震災以降、緊急地震速報の音を聞くとドキッとする人も多いのではないでしょうか。緊急地震速報を見聞きしたとき、どのようなことを考えるか聞いたところ、63 %が「どこで地震が発生したか、どれくらいの規模の地震か」を考えると回答しました。

一方、緊急地震速報を聞いて「避難をしよう」と考えた人は4人に1人。地震の内容が気になってしまい、すぐに避難行動を起こそうとする人は少ないようです。

不満の声も多いが、緊急地震速報はなくてはならないと感じている

実は日本の地震速報は世界初の試みであることを知っていますか?緊急地震速報は2004年に一部運用を開始し、2007 年には本格導入をスタートしています。まさに地震が多い日本だからこそ開発された最先端の技術なのです。とはいえ、まだまだ誤報が多いのも事実。次の質問では、緊急地震速報について実際に人はどう感じているのかを調査しました。

不満は感じるものの、大きな地震を少しでも早く知ることができるのは、自分の身の安全を確保するためには欠かせません。緊急地震速報は役立つかを聞くと、「そう思う」と回答した人は8割を超えます。また、「なくてはならない」と回答した人も同じく8割を超えました。まだまだサービス内容には不満が残りますが、地震の多い日本では欠かせないサービスとなっています。

緊急地震速報で避難しようとする人は約3割にとどまる

最後に、自宅にいるときに緊急地震速報を見聞きしたら、どのような行動を取るのか聞きました。約4割の人が「テレビをつける、チャンネルを変える」と回答し、緊急地震速報が鳴っても、身の安全の確保より情報収集を行う人が多いことが分かります。「安全な場所に移動する」「ドアを開ける」「避難の準備をする」などの避難行動を起こす人は、約3割とまだまだ少数派。緊急地震速報を見聞きしたら、まずは自分の身を守ることが大切です。家の中で、どこが安全な場所なのか日頃から確認しておきましょう。