どこまで本当?地震の前兆として現れる現象について│地震予知・予測~「予知するアンテナ」

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■どこまで本当?地震の前兆として現れる現象について

2017年07月31日 : 地震・予知

いろいろな説がある地震の前兆はどこまで本当なのか

地震の前兆にこのようなことが起こるという情報はたくさんあります。しかし、本当にこのような前兆が発生するのかは、素人にはわからないでしょう。このような現象のうち、本当にこのような前兆が出るのか、もしくは出る場合と出ない場合があるのかを検証していきたいと思います。

地震の前兆としてよく言われること

地震の前兆としてよく言われていることは、動物に関係していることが多いと言えるでしょう。例えばカラスが深夜に鳴く場合や、一斉に姿を消してしまうという行動がよく知られています。ミミズが大量に地面から這い出してくるのも地震の前兆と言われていますし、魚が水面に浮上してくるため、普段取れないような種類の魚が大量に取れるとも言われているのです。動物だけではなく、植物でも明らかに季節外れの花が咲くこともあると言われています。

このように、動物の異常行動が多いだけではなく、植物にも異常が見られるのですが、生き物以外でも普段とは明らかに違うことが発生することもあるのです。例えば地震雲と呼ばれているものが発生する、もう春になっているのに突然雪が降る、遠くで異常な発光体が現れる、赤黒い月が出てくるなどがよく言われているのですが、どれも実際に大きな地震の前に現れた現象なのです。しかし、毎回このような現象が現れているわけではありません。

また、科学的根拠が証明されているわけではないので、実際には「動物が何かを感じ取っている」「気象がおかしくなるという現象が発生している」と思われているという表現しかできないのが現状です。もし本当にこのような現象が間違いなく発生するのであれば、今までの大きな地震も予測できたはずだと主張する専門家もいます。あくまで地震発生の直前に、このような現象が今まで発生した事例があるという段階にすぎません。

科学的判断ができる前兆現象

動物や植物などの異常行動は、科学的な判断をするのがとても難しくなっています。では、科学的判断ができる地震の前兆現象は存在していないのかというと、決してそのようなことはありません。その1つが電磁波の発生です。よく大きな地震が発生する直前に、耳鳴りがする場合があると言われているのですが、この耳鳴りの原因が電磁波の乱れだと言われているのです。ただし、この耳鳴りというのも科学的判断ができていません。

現在では、地震に関する電磁波や電離層の変化について研究している人もいます。現時点ではまだ因果関係が確立していないようですが、今後は信頼性の高い観測方法となる可能性も十分あるでしょう。研究者の中には、熊本や大分で発生した地震の予知に成功した、東日本大震災の予知に成功したという人もいます。このような研究は、地震調査委員会などの機関で行われているのですが、信憑性が高くないため、大々的に発表できていないのです。

前兆現象の観測方法

地震の前兆現象は、どのようにして観測しているのか気になる人も多いと思います。もちろん誰かが観測しているからこそ、このような前兆現象が発生するというのがわかるのです。重要なのはその観測方法なのですが、一般的には電磁波や電磁流を捉えるという方法が用いられています。地震の発生直前と発生直後には、電磁波や電磁流に乱れが生じることはわかっているので、この乱れを観測することで、ある程度地震の予知が可能になっているのです。

もちろん100パーセント予知できるというわけではありません。地震の前兆現象を捉えたけれど、地震が発生しなかったという事例もあります。最近は衛星観測も用いられているのですが、地震直前の異常な電波を捉え、そのデータを発信するのが人工衛星の役目になっているのです。気象庁や大学の研究機関、海洋研究開発機構などでこのような観測を行っており、動物などの観測よりも、近年では電磁波や電磁流の観測がメインとなっています。

異常検知の期間

地震発生時には、電磁波などに異常が見られるのが一般的です。そのため、このような異常を検知することが重要になるでしょう。その方法としては、GPS連続観測網のデータを使って検知するのが一般的な方法だと言われています。現在でも京都大学では、このような研究を行い、地震発生のメカニズムや、異常な検知をより正確に捉えられるように研究を続けています。

地球の上空には、電離圏というのが存在しています。電離圏の異常検知はミサイル発射などの人為的な現象も捉えられるのですが、自然現象も捉えられます。電離圏にある電子数が異常に増加するのを検知すると、大きな地震が発生する前兆だと言われているのですが、まだ確実に発生するという説明ができない状況にあります。東日本大震災のときには、発生4分ほど前にこのような異常が発生したと言われています。

東日本大震災の前兆はあったのか

先ほども少し触れたように、東日本大震災のときには、発生する4分ほど前に、電離圏の電子数が異常に増加するという現象がありました。これは研究機関によるものなのですが、実は一般の人も、東日本大震災の前に前兆ではないかと思われる現象を発見しているという書き込みがインターネット上にたくさん存在しているのです。まずは夕日の周りに虹が出て、太陽を覆うように出ていたという内容や、虹色に染まった雲が出ていたというのもあります。

そしてよく言われている赤黒い月が出ていたのを目撃したという人もいるのです。イルカの集団座礁も茨城県の海で発見されているので、やはり動物に関係している内容や、普段とは違う月や雲といった気象環境の違いも見られています。普段は全く見かけないカラスの大群を見たという人もいるのです。このような前兆について早川氏が動画などでも話しています。早川氏は東日本大震災の1週間前に、地殻のヒビ割れに注目しているのです。

このヒビ割れから発生する電磁波に注目し、東日本大震災前に発生した地震を見事に予測しています。動物の異常行動や雲、月などが普段と変わって現れるのも、地殻のヒビ割れで生じている電磁波が影響していると解説しているのです。

南海トラフ地震の前兆はわかるのか

近いうちに発生すると言われている南海トラフ地震ですが、いろいろな前兆が出ていると言われています。例えば平成28年の11月22日に発生した福島の地震、やはり平成28年の10月22日に発生した鳥取地震、さらには同じ平成28年に発生した熊本地震も南海トラフ地震の前兆ではないかと言われているのです。最近発生した地震は、常に南海トラフ地震の前兆と言われているのですが、実際には不明だと言えるでしょう。

後になってからこの地震が前兆であったと分かることが多いので、やはり地震予知の精度を上げていく必要があります。もちろん科学的に地震を予知することは可能だと言われているので、技術の発達と共に精度も上がっていくでしょう。現在ではひずみ計のセンサーを用いて、直接地殻の観察を行うことで、精度の向上を目指しています。

短期予知で前兆現象を知る

地震の前兆現象が確実なものではないにしろ、ある程度精度は高くなっているので、事前に地震の前兆現象を知っておくのも有効的な地震対策の方法だと言えるでしょう。やはり短期予知が最もおすすめできるのですが、地震予知のサービスを利用しなければいけません。最近ではスマートフォンでも利用できる場合が多くなっています。

例えば地震サーチというアプリもありますし、予知するアンテナというサービスもあります。このようなサービスを利用することで、大きな地震の前兆現象をあらかじめ知っておくことができるのです。