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■過去の大地震と今後予想される地震について

2017年07月17日 : 地震・予知

過去の大地震と今後予想される地震について

日本は地震大国といわれており、過去に大規模な地震に何度も襲われている記録があります。最近でも熊本や東日本の大震災が記憶に新しいのではないでしょうか。
この記事では過去に日本が経験した大地震と今後予想される地震について、また、どのような準備が必要であるかを解説していきます。

大地震の定義とは

大地震とは、その名のとおり大きな地震という意味ですが、震度いくつ以上で大地震となるのか、マグニチュードいくつ以上で大地震になるのか知らない人も多いでしょう。
実は、大地震を定義する場合、震度は全く関係なく震度が大きくても小さくても「マグニチュード7以上」であれば大地震ということになります。

過去に日本で起きた大地震について

日本は今までに数多くの地震が発生してきました。その地震の中でマグニチュード7を超える大地震も多く発生しています。その大地震が、どのような地震だったのか、どこで発生したのかをご紹介していきます。

※新潟で発生した中越地震や中越沖地震に関しては、マグニチュードが6.8だったため、大地震には含まれていません。

関東大震災

現在の日本では、9月1日になると避難訓練が学校や各自治体などで行われます。
なぜ9月1日にこのような非難訓練が行われるようになったのかというと、「関東大震災」が発生した日だからです。
関東大震災はマグニチュード7.9という規模で大地震に含まれます。死者や行方不明者などの犠牲者数が10万5385人にものぼるといわれており、大正時代最大の地震だといえます。

当時はまだ耐震強度が高い家は少なく、木造建築が一般的でした。明治維新で遷都が行われ、東京が日本の首都となり大発展を遂げていた時代です。人口もどんどん増加しており、交通インフラも発展しつつある中で地震が発生しました。
こういった時代背景から、この地震の被害はかなり深刻なものでした。東京都内を流れている隅田川近隣の地域が最も被害が大きい地域だとされています。現在でもこの地域には木造建築の住宅が多いため、耐震強度強化対策が進められています。

昭和東南海地震

日本の歴史の授業でもあまり教えられる機会がなく、風化した大地震も存在しています。
それが戦時中に発生した「昭和東南海地震」です。発生は昭和19年12月7日、マグニチュード7.9なので、関東大震災クラスの地震だったといえます。

風化していく地震

実は戦時中と戦後直後に、昭和東南海地震と同じような規模の地震が4回発生しています。
この4回の地震で毎回1000人以上の死者が出ており、津波による被害も発生していますが、あまり知られていない地震となっています。若い世代の人は名前すら聞いたことがないという人も多いかもしれませんが、このような地震があったことを風化させてはいけません。

阪神淡路大震災

平成に入って最初に発生した大地震が「阪神淡路大震災」です。平成7年の1月17日に発生した大地震で覚えている人も多いでしょう。

阪神淡路大震災は、阪神地域と淡路島周辺を震源として、マグニチュード7.2という規模で起こりました。昭和東南海地震以来の都市部直下型地震とされ、死者数6434人、行方不明者数3人、負傷者数4万3792人となっています。このような甚大な被害が出た理由として、多くの人が地震によって倒壊した家屋の下敷きになり、そのまま圧死や窒息死をしてしまったためだとされています。

この地震後から建物の耐震強度について触れられるようになってきたといってもよいでしょう。また、この震災発生後の支援活動には自衛隊のみならず、地元・被災地の民間企業や民間団体が積極的に行動を起こしたことで、助かった人が大勢いたことも忘れてはいけません。

東日本大震災

東北地方太平洋沖地震とも呼ばれている「東日本大震災」は、平成23年3月11日に発生しました。地震としての被害は観測史上最大ともいわれています。
この地震では、北海道から関東地方まで広範囲に揺れが観測され、かなりの広域(主に青森・岩手・宮城など東北地方)で被害が発生しました。地震だけではなく、三陸沖沿岸部では津波被害や福島の原子力発電所事故なども発生しています。平成29年現在では被災地の復興も進んできてはいるものの、避難所問題や津波堆積物の撤去問題などがあり、まだ完全な復興には及ばない現状です。

マグニチュード9.0となっているので、この数値だけを見てもかなり大規模な災害であったことがわかります。死者数1万5893人、重軽傷者数6152人、行方不明者数2553人とされていますが、行方不明者は警察に届け出があった方の人数で、おそらくもっと多くの犠牲者がいる可能性が高いとしています。
原発事故は現在でも収束しておらず、不安に感じている人も多いかもしれません。復興庁には、原発事故による風評被害や避難者の方々(帰宅困難地域からの被災者)の問題など、多くの課題が残されています。

熊本地震

平成28年4月14日から何回も大きな揺れの地震を観測した「熊本地震」です。
実際には熊本県だけでなく、大分県でも同規模の被害が出ています。最も大きなマグニチュードを観測したのは、平成28年4月16日のマグニチュード7.3で、マグニチュード7以上を観測したことから大地震とされました。

大地震とはされていませんが、震度7の揺れを観測した4月14日の地震は日奈久断層帯の北端部の活動が原因とされており、大地震となった4月16日の地震は布田川断層帯の活動が原因だとされています。最も大きな揺れを観測したのは熊本県の益城町という場所です。この地震は大きな余震が続いたことで、被災者の不安をさらに増長させたことでも知られています。

これから起こるといわれている大地震とは?

これから発生すると予想されている地震をご紹介していきます。

南海トラフ地震

1つが「南海トラフ地震」です。
四国から東海地方にかけて存在している「南海トラフ」というプレートに発生しているひずみが大きいことから、想定されるマグニチュードは9.1ぐらいとされています。東海地方から四国にかけて大きな被害を受けることが予測されています。内閣府でも南海トラフ地震に対する予測や対策計画を準備しています。

大地震から身を守るために

事前の準備が重要

大地震から身を守るためにできることはたくさんあります。その1つが事前準備です。
主な方法としては、

・避難袋を用意しておく
・家具の配置を見直す
・家族で待ち合わせ場所を決める
・避難経路や避難場所を確認する
・家の耐震強度を見直す

などがあります。
避難袋には食料や水・ティッシュペーパーやマスクなど、必要最低限の物を入れておきます。できれば薬やヘルメット・懐中電灯なども用意して下さい。
これらの物品はいつでも持ち出せる場所に置いておくと、いざというときに役立ちます。

家具の配置も重要で、倒れてきても逃げ道をふさがないような場所に置くよう心掛けましょう。避難するときのために避難経路の確認も重要ですし、家族がはぐれたときなどのための落ち合う場所の確認も必要不可欠です。
自宅の耐震強度の見直しや、自分の家であれば耐震強度を補うリフォームなども検討しておいたほうがいいでしょう。

まとめ

重要なのは、過去にどのような地震が起きて、助かった人はどのような対策をしていたのかを知り教訓とすることです。
その教訓を活かせるようご自身でも実践し、いつ地震が起きても慌てずに非難ができるよう準備しておくことが大切なのです。

■過去の大地震と今後予想される地震について

2017年07月17日 : 地震・予知

過去の大地震と今後予想される地震について

日本は地震大国といわれており、過去に大規模な地震に何度も襲われている記録があります。最近でも熊本や東日本の大震災が記憶に新しいのではないでしょうか。
この記事では過去に日本が経験した大地震と今後予想される地震について、また、どのような準備が必要であるかを解説していきます。

大地震の定義とは

大地震とは、その名のとおり大きな地震という意味ですが、震度いくつ以上で大地震となるのか、マグニチュードいくつ以上で大地震になるのか知らない人も多いでしょう。
実は、大地震を定義する場合、震度は全く関係なく震度が大きくても小さくても「マグニチュード7以上」であれば大地震ということになります。

過去に日本で起きた大地震について

日本は今までに数多くの地震が発生してきました。その地震の中でマグニチュード7を超える大地震も多く発生しています。その大地震が、どのような地震だったのか、どこで発生したのかをご紹介していきます。

※新潟で発生した中越地震や中越沖地震に関しては、マグニチュードが6.8だったため、大地震には含まれていません。

関東大震災

現在の日本では、9月1日になると避難訓練が学校や各自治体などで行われます。
なぜ9月1日にこのような非難訓練が行われるようになったのかというと、「関東大震災」が発生した日だからです。
関東大震災はマグニチュード7.9という規模で大地震に含まれます。死者や行方不明者などの犠牲者数が10万5385人にものぼるといわれており、大正時代最大の地震だといえます。

当時はまだ耐震強度が高い家は少なく、木造建築が一般的でした。明治維新で遷都が行われ、東京が日本の首都となり大発展を遂げていた時代です。人口もどんどん増加しており、交通インフラも発展しつつある中で地震が発生しました。
こういった時代背景から、この地震の被害はかなり深刻なものでした。東京都内を流れている隅田川近隣の地域が最も被害が大きい地域だとされています。現在でもこの地域には木造建築の住宅が多いため、耐震強度強化対策が進められています。

昭和東南海地震

日本の歴史の授業でもあまり教えられる機会がなく、風化した大地震も存在しています。
それが戦時中に発生した「昭和東南海地震」です。発生は昭和19年12月7日、マグニチュード7.9なので、関東大震災クラスの地震だったといえます。

風化していく地震

実は戦時中と戦後直後に、昭和東南海地震と同じような規模の地震が4回発生しています。
この4回の地震で毎回1000人以上の死者が出ており、津波による被害も発生していますが、あまり知られていない地震となっています。若い世代の人は名前すら聞いたことがないという人も多いかもしれませんが、このような地震があったことを風化させてはいけません。

阪神淡路大震災

平成に入って最初に発生した大地震が「阪神淡路大震災」です。平成7年の1月17日に発生した大地震で覚えている人も多いでしょう。

阪神淡路大震災は、阪神地域と淡路島周辺を震源として、マグニチュード7.2という規模で起こりました。昭和東南海地震以来の都市部直下型地震とされ、死者数6434人、行方不明者数3人、負傷者数4万3792人となっています。このような甚大な被害が出た理由として、多くの人が地震によって倒壊した家屋の下敷きになり、そのまま圧死や窒息死をしてしまったためだとされています。

この地震後から建物の耐震強度について触れられるようになってきたといってもよいでしょう。また、この震災発生後の支援活動には自衛隊のみならず、地元・被災地の民間企業や民間団体が積極的に行動を起こしたことで、助かった人が大勢いたことも忘れてはいけません。

東日本大震災

東北地方太平洋沖地震とも呼ばれている「東日本大震災」は、平成23年3月11日に発生しました。地震としての被害は観測史上最大ともいわれています。
この地震では、北海道から関東地方まで広範囲に揺れが観測され、かなりの広域(主に青森・岩手・宮城など東北地方)で被害が発生しました。地震だけではなく、三陸沖沿岸部では津波被害や福島の原子力発電所事故なども発生しています。平成29年現在では被災地の復興も進んできてはいるものの、避難所問題や津波堆積物の撤去問題などがあり、まだ完全な復興には及ばない現状です。

マグニチュード9.0となっているので、この数値だけを見てもかなり大規模な災害であったことがわかります。死者数1万5893人、重軽傷者数6152人、行方不明者数2553人とされていますが、行方不明者は警察に届け出があった方の人数で、おそらくもっと多くの犠牲者がいる可能性が高いとしています。
原発事故は現在でも収束しておらず、不安に感じている人も多いかもしれません。復興庁には、原発事故による風評被害や避難者の方々(帰宅困難地域からの被災者)の問題など、多くの課題が残されています。

熊本地震

平成28年4月14日から何回も大きな揺れの地震を観測した「熊本地震」です。
実際には熊本県だけでなく、大分県でも同規模の被害が出ています。最も大きなマグニチュードを観測したのは、平成28年4月16日のマグニチュード7.3で、マグニチュード7以上を観測したことから大地震とされました。

大地震とはされていませんが、震度7の揺れを観測した4月14日の地震は日奈久断層帯の北端部の活動が原因とされており、大地震となった4月16日の地震は布田川断層帯の活動が原因だとされています。最も大きな揺れを観測したのは熊本県の益城町という場所です。この地震は大きな余震が続いたことで、被災者の不安をさらに増長させたことでも知られています。

これから起こるといわれている大地震とは?

これから発生すると予想されている地震をご紹介していきます。

南海トラフ地震

1つが「南海トラフ地震」です。
四国から東海地方にかけて存在している「南海トラフ」というプレートに発生しているひずみが大きいことから、想定されるマグニチュードは9.1ぐらいとされています。東海地方から四国にかけて大きな被害を受けることが予測されています。内閣府でも南海トラフ地震に対する予測や対策計画を準備しています。

大地震から身を守るために

事前の準備が重要

大地震から身を守るためにできることはたくさんあります。その1つが事前準備です。
主な方法としては、

・避難袋を用意しておく
・家具の配置を見直す
・家族で待ち合わせ場所を決める
・避難経路や避難場所を確認する
・家の耐震強度を見直す

などがあります。
避難袋には食料や水・ティッシュペーパーやマスクなど、必要最低限の物を入れておきます。できれば薬やヘルメット・懐中電灯なども用意して下さい。
これらの物品はいつでも持ち出せる場所に置いておくと、いざというときに役立ちます。

家具の配置も重要で、倒れてきても逃げ道をふさがないような場所に置くよう心掛けましょう。避難するときのために避難経路の確認も重要ですし、家族がはぐれたときなどのための落ち合う場所の確認も必要不可欠です。
自宅の耐震強度の見直しや、自分の家であれば耐震強度を補うリフォームなども検討しておいたほうがいいでしょう。

まとめ

重要なのは、過去にどのような地震が起きて、助かった人はどのような対策をしていたのかを知り教訓とすることです。
その教訓を活かせるようご自身でも実践し、いつ地震が起きても慌てずに非難ができるよう準備しておくことが大切なのです。