■災害が起きてからでは遅すぎる!!今すぐ揃えておきたい防災グッズ
災害が起きてからでは遅すぎる!!今すぐ揃えておきたい防災グッズ
東日本大震災を経て、日本国民の防災への関心は高くなっているのではないでしょうか。
そうはいっても日頃の生活の中で、普段から防災を意識して行動している割合は少ないのが現実。
地震や火災などの災害はいつ、どこで、起こるかわかりません。
防災への取り組みは、まずは防災グッズの常備から。
ここでは、災害が起こる前に備えておきたい防災グッズを紹介していきます。
防災グッズを常備している割合は3.5%だけ
全国の20代から50代までの男女400人を対象に『地震に関する意識や行動』について行ったアンケート調査をもとに、今の日本人の防災に対する意識を考察してみます。
地震防災意識・行動に関する調査
東日本大震災から現在に至るこの6年の間、熊本、北海道十勝地方南部、長野県北部などで大きな地震が起こりました。
人々の防災意識に変化が表れるようになったのは言うまでもありません。75.5%が、防災意識に何らかの変化があったと回答しています。よりいっそう防災意識が高くなった割合が約40%という結果が出ました。日本人の防災意識は変わりつつあるようです。
一方で問題もあります。『あなたは(またはあなたのご家庭では)、地震に対して備えを行っていますか』との問いに対して、万全の備えを行っていると答えた割合はわずかに3.5%という残念な結果でした。
備えの内容については、『食料・飲料などの備蓄(定期的な入れ替えをしている)』と48.1%が回答しました。続いて『非常用持ち出しパック・防災グッズ』が44%、『避難場所、避難経路の確認』が41.4%。防災グッズは一度準備をすると安心してしまうことが多いようで、チェックや定期的な入れ替えをしていない割合が30%を超えました。
防災グッズは2種類に分けて用意するべき
災害発生時にいる確率が高いのは、1日の間で多くの時間を過ごしている家庭と勤務先。
それらの場所には、『優先して揃えておくもの』を詰め込んだ防災グッズをひとつのバッグにまとめて、災害が起こったときに持ち出せるように準備をしておきましょう。
救助の手が届くのは、災害発生後72時間以内が目安となっています。ですから、荷物の中身は3日間分ぐらいで大丈夫とされています。バッグに詰め込みすぎて、いざというときに移動が困難にならないように気をつけましょう。
そのうえで、災害時にライフラインや救助の手が途絶えたとしても数日間は自給自足できるための準備をすることも重要です。『家庭に備蓄しておくべきもの』は家の奥まった場所に保管しておくのではなく、キッチン・物置・ガレージといった取り出しやすい場所に、取り出しやすい形で準備することをおすすめします。
防災グッズは、『優先して揃えておくもの』と『家庭に備蓄しておくべきもの』の2種類に分けて準備しておくことが大切なのです。
優先して揃えておきたい防災グッズリスト
私たちの命に欠かせない、飲料水と食料の確保は必ずしなくてはいけません。災害発生時はコンビニや食料店に客が殺到することが予測されます。東日本大震災のときには、ミネラルウォーターがすぐに売り切れました。飲料水はすぐにでも用意するべきです。500ml程度の飲料水を買い揃えておけば問題ありません。
食料は携帯できるコンパクトなサイズのもので大丈夫。チョコレートやキャンディーといった、空腹を一時的にしのげるもので構いません。
災害が発生したときには、状況の把握することも必要となります。そのために携帯用のコンパクトラジオは必要不可欠です。電池の予備も揃えておきましょう。
衛生面にも注意が必要です。災害の規模によっては、水道が止まってしまい、水洗トイレが使えなくなることもあります。そんなときに簡易トイレがあると助かります。
他には、さまざまな場面で活躍できる水に流せるティッシュ、砂埃の侵入を防ぐマスクなども用意しておきましょう。不要なストレスを生まないためにも、これらの衛生用品は欠かせません。
また、ライトやホイッスルなどの装備品、ハンカチやポリ袋などの汎用品、救急セット、レインコート、身分証のコピー、通帳なども揃えておきましょう。
家庭に備蓄しておくべき防災グッズリスト
水を備蓄するときの目安は、ひとりあたり1日3リットルです。家族3人ならば2リットルのペットボトルを12~18本用意すれば問題ありません。
保存食には、保存期間が長くて、火を通さずに食べることができる缶詰が最適です。もちろん缶切りも忘れてはならない必需品。手軽に栄養を補給できるエナジーバーやカンパンといった携帯食、料理に欠かせないカセットコンロや家庭用の鍋、幅広い使い道がある 食品用ラップフィルム類やアルミホイルも忘れずに食料品リストに入れておきましょう。
災害の規模が大きい場合、カードやATMが使えなくなる可能性が高まります。そのような状況では現金しか効力を発揮しません。ですから、安全な場所にある程度の額の現金を準備しておくことが大切です。お札だけではなく、小銭の用意もしておきましょう。
日本では、朝から晩まで暖かいという時期は3カ月ぐらいです。災害時に、寒い場所で夜を明かすケースも十分に考えられます。当然ですが、ウインドブレーカーやパーカーといった防寒着は必需品になってきます。
場合によっては避難を余儀なくされ、避難所で生活することも考えられます。十分な睡眠をとるためにも、毛布は絶対に必要です。新品でなくても構いません。日頃から使い慣れている自分の毛布を使ってください。
寒さ対策のひとつとして、使い捨てカイロの備蓄もあれば便利です。ドラッグストアで格安で購入できる商品なので、数セット用意しておくことをおすすめします。
災害が長引くことを想定して、持病薬や常備薬の用意も欠かせません。多めにストックしておくと安心できます。三角巾、包帯、ガーゼ、絆創膏などの救急セットも、いざというときのために備蓄するべきです。
その他の備蓄品として必要度が高い物は、マスク、簡易トイレ、トイレットペーパー、ドライシャンプー、歯磨きセット、タオルなどが挙げられます。
防災グッズを用意することで安全と安心を
地震や火災といった災害に対する注意や関心は、常日頃から持っておくべきこと。無関心でいいはずはありません。
私たちは、まず防災グッズを用意する必要があります。
家庭や職場に防災グッズがあれば、災害が起こったときでも落ち着いた行動ができるはずです。
明日の安全と安心のために、すぐにでも『優先して揃えておくもの』と『家庭に備蓄しておくべきもの』の2種類の防災グッズを用意しておきましょう。
■災害が起きてからでは遅すぎる!!今すぐ揃えておきたい防災グッズ
災害が起きてからでは遅すぎる!!今すぐ揃えておきたい防災グッズ
東日本大震災を経て、日本国民の防災への関心は高くなっているのではないでしょうか。
そうはいっても日頃の生活の中で、普段から防災を意識して行動している割合は少ないのが現実。
地震や火災などの災害はいつ、どこで、起こるかわかりません。
防災への取り組みは、まずは防災グッズの常備から。
ここでは、災害が起こる前に備えておきたい防災グッズを紹介していきます。
防災グッズを常備している割合は3.5%だけ
全国の20代から50代までの男女400人を対象に『地震に関する意識や行動』について行ったアンケート調査をもとに、今の日本人の防災に対する意識を考察してみます。
地震防災意識・行動に関する調査
東日本大震災から現在に至るこの6年の間、熊本、北海道十勝地方南部、長野県北部などで大きな地震が起こりました。
人々の防災意識に変化が表れるようになったのは言うまでもありません。75.5%が、防災意識に何らかの変化があったと回答しています。よりいっそう防災意識が高くなった割合が約40%という結果が出ました。日本人の防災意識は変わりつつあるようです。
一方で問題もあります。『あなたは(またはあなたのご家庭では)、地震に対して備えを行っていますか』との問いに対して、万全の備えを行っていると答えた割合はわずかに3.5%という残念な結果でした。
備えの内容については、『食料・飲料などの備蓄(定期的な入れ替えをしている)』と48.1%が回答しました。続いて『非常用持ち出しパック・防災グッズ』が44%、『避難場所、避難経路の確認』が41.4%。防災グッズは一度準備をすると安心してしまうことが多いようで、チェックや定期的な入れ替えをしていない割合が30%を超えました。
防災グッズは2種類に分けて用意するべき
災害発生時にいる確率が高いのは、1日の間で多くの時間を過ごしている家庭と勤務先。
それらの場所には、『優先して揃えておくもの』を詰め込んだ防災グッズをひとつのバッグにまとめて、災害が起こったときに持ち出せるように準備をしておきましょう。
救助の手が届くのは、災害発生後72時間以内が目安となっています。ですから、荷物の中身は3日間分ぐらいで大丈夫とされています。バッグに詰め込みすぎて、いざというときに移動が困難にならないように気をつけましょう。
そのうえで、災害時にライフラインや救助の手が途絶えたとしても数日間は自給自足できるための準備をすることも重要です。『家庭に備蓄しておくべきもの』は家の奥まった場所に保管しておくのではなく、キッチン・物置・ガレージといった取り出しやすい場所に、取り出しやすい形で準備することをおすすめします。
防災グッズは、『優先して揃えておくもの』と『家庭に備蓄しておくべきもの』の2種類に分けて準備しておくことが大切なのです。
優先して揃えておきたい防災グッズリスト
私たちの命に欠かせない、飲料水と食料の確保は必ずしなくてはいけません。災害発生時はコンビニや食料店に客が殺到することが予測されます。東日本大震災のときには、ミネラルウォーターがすぐに売り切れました。飲料水はすぐにでも用意するべきです。500ml程度の飲料水を買い揃えておけば問題ありません。
食料は携帯できるコンパクトなサイズのもので大丈夫。チョコレートやキャンディーといった、空腹を一時的にしのげるもので構いません。
災害が発生したときには、状況の把握することも必要となります。そのために携帯用のコンパクトラジオは必要不可欠です。電池の予備も揃えておきましょう。
衛生面にも注意が必要です。災害の規模によっては、水道が止まってしまい、水洗トイレが使えなくなることもあります。そんなときに簡易トイレがあると助かります。
他には、さまざまな場面で活躍できる水に流せるティッシュ、砂埃の侵入を防ぐマスクなども用意しておきましょう。不要なストレスを生まないためにも、これらの衛生用品は欠かせません。
また、ライトやホイッスルなどの装備品、ハンカチやポリ袋などの汎用品、救急セット、レインコート、身分証のコピー、通帳なども揃えておきましょう。
家庭に備蓄しておくべき防災グッズリスト
水を備蓄するときの目安は、ひとりあたり1日3リットルです。家族3人ならば2リットルのペットボトルを12~18本用意すれば問題ありません。
保存食には、保存期間が長くて、火を通さずに食べることができる缶詰が最適です。もちろん缶切りも忘れてはならない必需品。手軽に栄養を補給できるエナジーバーやカンパンといった携帯食、料理に欠かせないカセットコンロや家庭用の鍋、幅広い使い道がある 食品用ラップフィルム類やアルミホイルも忘れずに食料品リストに入れておきましょう。
災害の規模が大きい場合、カードやATMが使えなくなる可能性が高まります。そのような状況では現金しか効力を発揮しません。ですから、安全な場所にある程度の額の現金を準備しておくことが大切です。お札だけではなく、小銭の用意もしておきましょう。
日本では、朝から晩まで暖かいという時期は3カ月ぐらいです。災害時に、寒い場所で夜を明かすケースも十分に考えられます。当然ですが、ウインドブレーカーやパーカーといった防寒着は必需品になってきます。
場合によっては避難を余儀なくされ、避難所で生活することも考えられます。十分な睡眠をとるためにも、毛布は絶対に必要です。新品でなくても構いません。日頃から使い慣れている自分の毛布を使ってください。
寒さ対策のひとつとして、使い捨てカイロの備蓄もあれば便利です。ドラッグストアで格安で購入できる商品なので、数セット用意しておくことをおすすめします。
災害が長引くことを想定して、持病薬や常備薬の用意も欠かせません。多めにストックしておくと安心できます。三角巾、包帯、ガーゼ、絆創膏などの救急セットも、いざというときのために備蓄するべきです。
その他の備蓄品として必要度が高い物は、マスク、簡易トイレ、トイレットペーパー、ドライシャンプー、歯磨きセット、タオルなどが挙げられます。
防災グッズを用意することで安全と安心を
地震や火災といった災害に対する注意や関心は、常日頃から持っておくべきこと。無関心でいいはずはありません。
私たちは、まず防災グッズを用意する必要があります。
家庭や職場に防災グッズがあれば、災害が起こったときでも落ち着いた行動ができるはずです。
明日の安全と安心のために、すぐにでも『優先して揃えておくもの』と『家庭に備蓄しておくべきもの』の2種類の防災グッズを用意しておきましょう。